生産管理技術
品質、コスト、納期を最適化する、生産スケジュールを実現
多様な事業を展開する当社には、製品種類と同じ数の生産管理問題がある。問題は多様でも、その目的は、品質、コスト、納期の最適化であり、その実現に貢献したOR応用技術の適用例を紹介する。
展開先
関連するSDGs
関連する生産現場
特徴
①加熱炉装入順ガイダンス
【背景】圧延前の加熱炉装入順は、生産性、エネルギー消費に大きな影響を与えるため、その最適化が望まれていた。
【成果】現場作業者のノウハウや改善したい項目を制約/評価指標として数理モデル化し、リアルタイムでの加熱炉へ装入すべきスラブのガイダンス可能とした。
②工場日程計画システム
【背景】組立工場は加工工場からの部品供給を受け、生産を開始する。その生産開始に、部品供給が遅れると、組立工場の生産性が悪化する。しかし、加工能力を上回る注文が、しばしば発生していた。
【成果】加工工場の日程計画システムを構築した。短期的には、組立工場の生産開始を守る生産指示を出し、中長期的には、加工工場の負荷山積みにより、外注すべき作業負荷を明示化する機能を持つ。これにより、組立工場への、納期達成率を向上した。