物流制御技術
生産現場の物流を予測・制御する事で整然とした生産を実現
当社の主力製品は、殆どが重量物であり、生産現場の内外で様々な専用物流設備を用いる事で、次工程へ、更にはお客様へと届けられている。安全、効率的な物流実現に活用したOR応用技術を紹介する。
展開先
関連するSDGs
関連する生産現場
特徴
①機関車衝突警告システム
【背景】金属製品の製造現場では、中間製品搬送のために、軌道が網目状に敷設されている。そこを複数の機関車が様々な方向に進行しており、衝突の危険があった
【成果】グラフ理論を用いて軌道をモデル化し、各機関車の位置と進行方向に基づき、衝突危険性を導出し、運転者に警告するシステムを構築した。これにより構内物流の安全性向上に貢献した。
②出荷用船舶の配船計画システム
【背景】重量物の出荷は船舶でおこなわれる。岸壁の数は限られているが、船舶は数十隻/日到着し、滞留させるとペナルティが発生する。また、倉庫から岸壁への製品搬送も距離に応じてコストが発生する。
【成果】この問題を、数理モデルを用いて最適解を導出するシステムを構築する事で、船舶への適切な岸壁の割り当てが可能となり、コストダウンに貢献した。